migi's blog

お酒を飲んだ時に書くブログです。

11、先生へ

4年間茶道を教えてくださった先生が急逝された。

わたしのバイト先の常連でもあり、

バイト先の後輩のおじいちゃんでもあった。

わたしは元部長であり、接客もしていたため、

同級生よりもお話しする機会が多かった。

1ヶ月前のお酒の席でも賑やかにお話ししていた。

 

お別れを伝えに葬儀に参列したが、

数百名の方々が参列していた。

それだけ多くの方々が先生を慕い、

その教えを受けていたのだと改めて知った。

 

バイト先の店長から先生の急逝を聞き、

しばらく理解できずにいた私だったが、

葬儀の場に入り、

微笑む先生が映し出されたスクリーンをみて、

色々と堪えるのに必死だった。

バイト先の後輩と受付で会ったが…

かける言葉が見つからなかった。

 

葬儀が終わり外へ出た時に、

親族の方が泣いていた。

振り返ると後輩が号泣していた。

 

先生、この前の飲み会で、タバスコが好きな私に、

「ほら!」と10円玉にタバスコをかけて拭い、

ピカピカになったのを見せ「身体に悪いぞ!」と。

今度また先生が注意してくれなければ

相変わらず大量に摂取し続けてしまいますよ。

 

またある時は中島みゆきの糸を歌った私に、

「上手だね、妻も好きだったんだよ」と。

今ようやく奥様にお会いできたのでしょうか。

私はこれからも糸を歌うたびに、

奥様想いな先生を思い出すでしょう。

 

悲しくて寂しい、あまりにも突然の出来事で、

特に若い私たちには、当たり前に身近にいた人が

突然いなくなることが受け入れ難いのです。

それでも泣いていた後輩たちと、同級生と、

前を向かなければいけない。

僧侶の方の言葉を心に留めて。

 

本当に、本当にありがとうございました。

 

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10、心躍るような

今年初めて雪を見た。

わたしにとっての初雪だ。

 

冬になると雪を映した投稿をする人が多い。

夏の照りつけるねっとりとした暑さには、

誰も見向きはしないのに。

 

春は桜、秋は紅葉。日本には四季がある。

だけれど、冬に増える雪の投稿数には

どれも勝らないとわたしは感じる。

 

どうしてそうたくさんの人が、

雪についての投稿をするのか。

 

それは当たり前だが、ワクワクするからだろう。

寒くて嫌だという人も多いけれど。

やはり、綺麗なものを人は好む、

その表れではないだろうか。

 

わたしは冬が好きだ。

深い雪の日に産まれた定めであろうか。

寒がりだが、着込めばどうってことはない。

 

吐く息の白さ、マフラーに埋める顔、

少し赤らんだ鼻先、かじかむ指先。

繋いだ手は熱を持つ。

 

雪の降り始める時期は特に、

街を歩く若者たちは、

寒さに震えながらも、どこか楽しそうに見える。

 

今年も素敵な冬が来た。

わたしの産まれた深雪の時期が。

 

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9、移り変わる

今日も雨粒が窓を打ち付ける音がする。

この音も次第に弱まり、やがて雪が降る。

 

今までのどんな季節よりも

ずっと寒い冬が来る。

 

人肌が恋しくなる。

誰かの声が聞きたくなる。

 

それでもわたしは幸せでありたい。

心の灯火が消えることのないように。

 

水をかけられ消されたろうそくは、

もう一度火を灯そうとしてもなかなか難しい。

それなら新しい灯火を求めて、

心温まる安らぐ誰かの元で、

そっと静かに今は生きていたい。

 

誰かを想う心は

また誰かを想う灯火になる。

 

灯りは原動力。

迷い迷え、わたしよ、何が心安らぐか。

 

未来で苦しくなったら、

それはその時に考えよう。

 

人はいずれ消え、記憶の中で生きるのだから。

 

愛と憎しみは表裏一体。

いずれ執着するならば、愛の方が綺麗だ。

 

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8、色づく瞬間

誰かの心が色づいたとき、

そのぬくもりが、世界の体温を少しあたたかくする。

 

人生を変えるほど大きくはなくても、

毎日をほんの少し、豊かにしてくれる。

 

これはFLOWFUSHIのブランド「UZU」の最新作

LIP38℃を宣伝する、公式Instagramの文章より。

 

わたしはあたたかい言葉がすきだ。

だから初めてこの文章を読んだ時、

なんてステキな言葉の羅列なんだと感心した。

 

お化粧は自分に自信を持たせてくれる。

就職活動を終える頃、これを初めて知った。

 

朝起きて見る鏡の中のわたしより、

お化粧後のわたしの方がやっぱり大人に見えて、

少々照れてしまう。

 

きっと現代の人たちは、

何かに押しつぶされ苦しみもがいて生きている。

仕事であり、人であり、環境でもある。

 

そんな中でも朝起きて、またお化粧をする。

1日が始まる時に、1番好きな自分になる。

大変で面倒だけど、ステキな文化だなあと。

 

昔は大好きな人のためにお化粧をしていた。

でもこれからは、色々と勉強して

自分のためにお化粧をしていこうと思う。

 

自信を持つことは大切だ。

お化粧はそれを持たせるひとつの手段である。

 

次第に世界が変わって見える。

 

あなたの心が色づく瞬間は?

 

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5、白昼夢

頼れるひとたちがいることで心は安定する。

頼り方は人それぞれだ。

 

やるべきことの手助けをしてもらう。

悩んでいることの相談に乗ってもらう。

時にはお酒を飲み交わして枯渇を防ぐ。

そして眠れない夜を笑いながら過ごす。

 

自分の人生が一体どこで終わるのか?

見当がつかないからこそ、今に価値がある。

 

わたしの中で誰かが叫ぶ。

 

その声を聞いて駆け寄ってきてくれる人たち。

大切にしたい。

 

いつか、深い海から見上げた自分が、

悠々と海を駆け回って、飛び跳ねて、

大きく腕を広げている姿を思い浮かべた。

 

憧れ。

だけどさらに、戻れない場所にわたしは行くのか。

 

堕ちる時は一瞬。自分でさえ予測できない。

永遠に眠れない。

わたしが見ているのは、daydream

 

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4、その土地で

色んな種類の花が咲いていた。

花の分だけたくさんの思い出が詰まっていた。

土を耕し種をまき、水をやって肥料を与えた。

でも、どんなに手入れの行き届いた土地でも

放って置かれたために、花は枯れてしまった。

 

その時にどうするべきか。

 

枯れた花を抜き、雑草を刈って

新しい種をまき、水を与えるか。

 

それとも、その花を放って新しい土地を探し

誰かに買われ更地に戻されてしまうか。

 

その土地の状況と、耕作者の性格による。

 

立つべき場所はどちらなのか。

今までの土地で細々と生きていくか、

新しい土地を探すために今までを更地に戻すか。

 

何が自分のためか、何が花のためか

今この土地に立って考えなければならない。

 

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3、楽しいことを

最近はカーテンを開けて眠っている。

晴天の日は満天の星空が見えるし、

朝焼けと染まる山々の明るさで目が覚める。

体内時計のリセット、新しい1日が始まる。

 

ここ数週間、たくさんの人と遊んだ。

家に1人で引きこもっていると苦しい。

誰かと会うことで心が穏やかになる。

会話って大切。

例えそれがゲームの世界であっても。

 

来週はもっと楽しいことがある。

いつも常に、自分が楽しいことを。

 

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