42、恐ろしくも可笑しい
あっという間に社会人3年目。
おかしい、
そんなに時間は経っていたのだろうか。
大学を卒業してから、
時代だけ加速していたようだ。
気付かぬうちに。
置き去りにしてきた物が多くある。
例えば、文章力だ。
代わりに得たものがある。
想像力を伴った音での表現力だ。
かわって、体調面。
立ちはだかる不調の岩壁、
登っても登っても絶好調へは辿り着けない。
ならば勝手に、
5合目付近に休憩所を作ってしまおうと。
進んだ8合目ではティータイム。
登り切ったあとの達成感を味わうために、
ここまで過酷な道を辿ってきたが、
そもそも、頂きを目指すこと自体に意味がある。
そんなことを感じた3年目の春、
新しい部署での人生がスタートした。
episode2, 広報。