migi's blog

お酒を飲んだ時に書くブログです。

11、先生へ

4年間茶道を教えてくださった先生が急逝された。

わたしのバイト先の常連でもあり、

バイト先の後輩のおじいちゃんでもあった。

わたしは元部長であり、接客もしていたため、

同級生よりもお話しする機会が多かった。

1ヶ月前のお酒の席でも賑やかにお話ししていた。

 

お別れを伝えに葬儀に参列したが、

数百名の方々が参列していた。

それだけ多くの方々が先生を慕い、

その教えを受けていたのだと改めて知った。

 

バイト先の店長から先生の急逝を聞き、

しばらく理解できずにいた私だったが、

葬儀の場に入り、

微笑む先生が映し出されたスクリーンをみて、

色々と堪えるのに必死だった。

バイト先の後輩と受付で会ったが…

かける言葉が見つからなかった。

 

葬儀が終わり外へ出た時に、

親族の方が泣いていた。

振り返ると後輩が号泣していた。

 

先生、この前の飲み会で、タバスコが好きな私に、

「ほら!」と10円玉にタバスコをかけて拭い、

ピカピカになったのを見せ「身体に悪いぞ!」と。

今度また先生が注意してくれなければ

相変わらず大量に摂取し続けてしまいますよ。

 

またある時は中島みゆきの糸を歌った私に、

「上手だね、妻も好きだったんだよ」と。

今ようやく奥様にお会いできたのでしょうか。

私はこれからも糸を歌うたびに、

奥様想いな先生を思い出すでしょう。

 

悲しくて寂しい、あまりにも突然の出来事で、

特に若い私たちには、当たり前に身近にいた人が

突然いなくなることが受け入れ難いのです。

それでも泣いていた後輩たちと、同級生と、

前を向かなければいけない。

僧侶の方の言葉を心に留めて。

 

本当に、本当にありがとうございました。

 

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