5、白昼夢
頼れるひとたちがいることで心は安定する。
頼り方は人それぞれだ。
やるべきことの手助けをしてもらう。
悩んでいることの相談に乗ってもらう。
時にはお酒を飲み交わして枯渇を防ぐ。
そして眠れない夜を笑いながら過ごす。
自分の人生が一体どこで終わるのか?
見当がつかないからこそ、今に価値がある。
わたしの中で誰かが叫ぶ。
その声を聞いて駆け寄ってきてくれる人たち。
大切にしたい。
いつか、深い海から見上げた自分が、
悠々と海を駆け回って、飛び跳ねて、
大きく腕を広げている姿を思い浮かべた。
憧れ。
だけどさらに、戻れない場所にわたしは行くのか。
堕ちる時は一瞬。自分でさえ予測できない。
永遠に眠れない。
わたしが見ているのは、daydream。